税理士の方は、その士業が所属する団体から提示される決済システムを導入しているケースが多いため、あまり考えることがないかもしれません。
しかし、上記のような支払いは基本口座振替や振込が多いでしょう。今は電子マネーやQRコード決済が主流になってきているため、この支払い方を求めている方が多くなってきているのが現状です。
今回は、税理士の月額顧問報酬でも疲れるオンライン決済を紹介します。
税理士が必要とする決済システムの条件とは?
税理士は基本は顧問報酬ビジネスなので、毎月課金に対応している決済システムが必要となります。そのためPayPayはこの機能を備えていないため利用しません。事業用で利用のできるQRコード決済の中で一番敷居の低いですが、残念です。しかし確定申告や相続など単発の業務には利用可能です。(決済上限額の問題は残るが、、)
オンライン決済システムのメリットデメリットは?
メリット
主なメリットは以下です。
✔️引き落とし日を自由に設定可能
✔️書類の作成が必要ない
まずはクレジットカードに対応しているという点です。カードを使える方がうれしいというクライアントさんも多いですし、口座に残高が足りなくて引き落としがされないということは、クレカではないことはメリットです。
また口座振替の場合、私の地域は22日に決済されますが多いですが、オンライン決済のシステムだと日にちも選ぶことができますので、柔軟な対応が可能となります。
書類の作成はなく基本的には、決済リンクを作成やメール送信をして、そこからクレカの手続きをして完了です。口座振替のときのように、書類を作成し、印鑑をもらって、銀行に提出するという一連の流れは全く必要がないので、お互いの手間が一切なくなります。
口座振替の手続きは、書類の作成してもらう必要がないことです。
デメリット
主なデメリットは以下です。
税理士に使えるおすすめの決済システムとは?
そのようなシステムの中で税理士に使える決済システムを紹介します。
PayPal | Square | |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 3.25% |
入金タイミング | 3営業日 | 翌営業日 |
入金手数料 | 無料・200円 | 無料 |
オフライン決済 | × | ○ |
対応端末 | 必要なし | IOS,Android |
決済の仕方 | URLから | メールから |
PayPal(ペイパル)
PayPalは、オンライン決済の先駆けで、インターネットビジネスなどでは必ずと言っていいほど利用されています。海外に対する仕入れも対応しています。
決済手数料は高めでありますが、決済の仕方が非常にシンプルです。ブラウザから決済リンクを作成して、それをクリックすれば月額課金が始まります。(PayPalアカウントを持っている場合。持っていない場合はクレカ情報を入力)
初めてオンライン決済を導入した時は、PayPalを利用しましたが、決済スタートまでの手間がなく非常に楽です。
Square(スクエア)
Squareは割と新しい決済システムです。同じ時代の決済システムとしては、Coiney(コイニー)やAirPAY(エアペイ)があります。この時代のシステムで唯一、月額課金ができるので、税理士にはうってつけです。
手数料も一般的で、入金タイミングも翌営業日のため、中小企業にとって心配である資金繰り問題も解決されます。また、店舗用のレジとしても使えるため、確定申告など単発の報酬を支払いにみえたクライアントさんに、端末を用いて店舗のようなクレカ決済も可能です。
また、2020年6月までですが、キャッシュレス還元にも対応しているシステムなので、クライアントさんは5%引きされるので、喜ばれます。
ただし、スマホと連動することが必須なので、iPhoneやAndroidが必要になります。また決済スタート時に、メールアドレスを教えてもらう必要と、クレカ情報の入力が必須になります。
まとめ
今回は税理士の月額顧問報酬にも使えるオンライン決済についてお伝えしました。
これからの経営者はクレジットカードや電子マネーで支払えないことにストレスを感じるようになるかもしれません。
そんな時に、税理士側が知りません、対応してませんだと時代について行けていないので、実際導入して勉強してみるのもいいでしょう。