BUYMAの確定申告をするときに、決算書を作る必要があります。実はこの決算書は、マネーフォワードクラウドやfreeeを銀行やクレカと連携しただけでは完成しないのです。
今回はそののとき必要な処理をお伝えします。
決算整理処理が必要
確定申告書の数字を確定させるためには、決算整理処理というものをする必要があります。これは、年をまたぐお金を今年分と翌年以降分に分ける作業です。
これをやらないと、本来計上すべき収益や損失をあげられないからです。事業をやっていれば必ずやる必要のある処理になります。
以下はBUYMA特有の決算処理です。
売上の未入金分
BUYMAの場合、入金はエニグモからされます。こちらから申請をすれば、特定の日に登録された銀行に入金されます。この入金したタイミングで、初めて銀行に情報が入るので、同時に会計ソフトにも連携されます。
しかし、入金申請をしなければ、銀行と連携がとれないため、売上が反映されません。
究極、一年間一度も入金申請をしなければ、会計ソフトには売上が一切反映されません。
そんなことではいけませんので、年内に売上があがって、翌年以降に入金するものは集計して仕訳する必要があります。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
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在庫のカウント
BUYMAは無在庫販売ができる、有能なビジネスモデルではありますが、人気商品をリサーチできて売れるようになってからは、在庫を持って販売することも少なくありません。
そんな在庫ですが、個人の場合12/31にもっていた在庫の数をカウントして、決算書に反映させる必要があります。この処理をすることによって、在庫の金額分、経費が減ることになります。
よく、年内ぎりぎりにたくさん仕入れたら全部経費になってお得じゃん!なんて考える方もみえますが、在庫処理をすることによって、売れた時に経費化されます。つまり、仕入れても売れてなければ経費にならないのです。そんなにうまい話はありませんでしたね。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
BUYMAは基本無在庫販売でも稼ぐことのできる、すばらしいビジネスです。しかし、無在庫で稼げるようになったら、ある時を境に在庫を持った方が良いという判断をするときがきます。なぜならそちらの方がやはり稼ぐことができるからです。 今回は、[…]
クレジットカードの未払分
クレカは利用日と支払日がずれています(当たり前ですがw)。そうすると、年内に使ったものは年明けに支払うので、銀行の動きを追っていたら、支払いのタイミングで経費化することとなります。そう言う場合は、使ったのに経費になっていないので、その分を集計して経費にすることができます。
こちらに関しては、マネーフォワードクラウドやfreeeであれば、使ったタイミングで経費化してくれるので、特別やることはありません。クラウド会計ソフト優秀ですね。
減価償却
こちらは10万円以上(青色申告なら30万円以上)の資産について、一発で経費化できないので、減価償却という方法で経費にします。簡単に言うと、決められた年数で毎年経費化します。これを決算整理としてやりますので、忘れずにやる必要があります。
BUYMAで該当するのは、PCがありえます。Macならなおのことありえます。。Mac買ったら気をつけましょう。
税務会計の考え方の一つで、減価償却というものがあります。BUYMAではどのような時にでてくるでしょうか? 今回はこの減価償却についてお伝えします。 減価償却とは? 減価償却とは国税庁のHPでは以下のように記されています。 事業な[…]
貸倒引当金
これは、未回収の債権に対するリスクに対して経費化できるものです。BUYMAでいえば、上記で説明した、未入金の売上ですね。年末に残っている未入金の売り上げに対して、5.5%を経費にすることができます。12月はよく売れる季節なので、1月以降の入金分が結構多くなる可能性があります。そうするとこの貸倒引当金は無視できない経費ですね。
BUYMAに関する貸倒引当金は、ただ入金申請をしてないだけなのですが、もしかしたら入金申請する前にエニグモが倒産する可能性も0ではありませんからね。
まとめ
今回はBUYMAの決算整理処理についてお伝えしました。
この処理をしないと正しい決算書が作れませんので、忘れずに作成しましょう。